【Qt】型変換(キャスト)


コード

 前回はボタンを押すと数字が表示されるクリックイベントのサンプルコードを作りました(前回の内容はこちら)。今回は電圧計算を実装します。まずコードを書く前にlineEditに入力される数字の型について考えます。lineEditには数字を入力するのですが文字列型となってしまいます(文字と値の解説はこちら)。文字列では計算できないので型変換(キャスト)し値に変えてしまいます。下記コードをクリックイベント関数内に書き電圧計算を実装します。

void MainWindow::on_pB_Do_clicked()
{
    //文字列から型変換して抵抗値代入
    _R=ui->lE_R->text().toFloat();
    //文字列から型変換して電流値代入
    _I=ui->lE_I->text().toFloat();
    _E=_I*_R;
    //値から文字列に型変換して表示する
    ui->lE_E->setText(QString::number(_E));
}

動作確認

 lineEditの文字を.toFloat()で値に変換し、電圧計算後に値からQString::number(値)で文字に戻してlineEditに表示させます。コードを書き終えたら実行してみましょう。下記資料の様に抵抗に「2」を、電流に「5」を入力して計算ボタンを押すと電圧部に「10」と表示されたと思います。

 型変換は使用頻度が高いので必ずマスターしましょう。次回は電流、抵抗値計算を実装しオームの法則を形にします。

, ,

コメントを残す